◆追跡 -TSUISEKI- パート

 〜空から降ってきちゃった色々

 

 

 そういったワケで、早速始まった試験的セッション。

 しかし、冒頭からGMはほぼプレイヤーに投げっぱなしの姿勢を見せる。

 

ぶっちゃけ、もう開始前にPCが暴走しだしちゃったので疲れていたのである(ヲイ)。

 良いGMはこれをマネせず、最後まで戦い続けなくてはならないことを覚えておこう。

 

GM 「んじゃ始めますか〜。……つか、オープニングからして覚えてねぇ(笑)

将軍 「えーと、オープニングは……」

ポルコ 「なんか夜に、空から不思議なものが落ちてくるんですよ

ジャック 「それはパズーのとこのオープニング(笑)。本当のオープニングは、たしか飛行船に乗ってるシータのところに空賊が来て、シータが落ちるまでですよ」

GM 「ほほう。それじゃドーラ一家が(緊迫した音楽に変えつつ)いきなりあの妙な乗り物に乗って飛来しつつ、そこで飛行船に乗せられてどこかに連れて行かれそうになっていたシータが襲われて、すったもんだの末で落ちるんですね!」

将軍 「よかった、シータはちゃんとNPCでいるんですね」

ポルコ 「セガールの娘役、娘役(笑)」

 

 夜間飛行中の飛行船。その中には特務大尉ムスカとその部下である黒眼鏡たちに軟禁されつつ、平和に暮らしていた我が家から突如、軍基地へと連れ去られていくことになってしまった少女・シータの姿があった。

 だが、その飛行船に高速で迫る、まるで虫のようなフォルムの個人用飛行機械の姿が……。

 

ジャック 「じゃあそこのシーンで、こっそり飛行船の中にアニメTシャツ着たデブの41歳の男がいて、『あン? なんか今光が見えたぞ? おいおいおい何か来てるぜ!?とか言ってます(笑)」

GM 「じゃあ、そこの窓の側をドーラ一家がぶぅーんと(笑)

ジャック 「『やっべぇ空賊だぁぁ!!

部車見 「もちろんその横で、『(のんびりとした口調で)ハラ、減ったぁ〜』とか言ってるデブがもう一人ぐらいいるワケで……」

GM 「妙なキャラを増やさんでください!!(汗)

ジャック 「『おいおい、逃げるぞ逃げるぞ!』」

部車見/デヴ二号 「『ぇぇぇ? メシ、メシぃ〜』」

GM 「じゃあ、なんだかんだでドーラ一家の襲撃に巻き込まれたあなた。敏捷で目標値12の判定に失敗したら、あんたも落ちます(笑)

ジャック 「分かった!(コロコロ)あ、成功してる! でも失敗する!!

一同 「こらァァァアアア!?(汗)

 

 PL1、早くも暴走開始である(笑)。

 

ジャック 「じゃあ向こうの方で、女の子が『キャー!』って落ちていくのを見つつ、『あー、やべぇ! 俺死ぬ! 死んじゃう!!って叫びつつ……」

ポルコ 「もちろんアレでしょ、落ちながら女の子の方に向かって平泳ぎするんでしょ(笑)」

ジャック そう、それ! で、女の子の方に近づいて行きます!」

GM 「じゃあ女の子に掴まることはできました。気絶してますけど……」

ジャック 「『え、うわ、女の子!? ってうわ、なんか光ってる! まぶしぃぃぃ!!』」

GM 「あー、そうだ。そこでシータの飛行石が光るんですよね!」

将軍 「目がぁぁぁぁぁぁ!!(笑)

ジャック 「『目が、目が、ぁぁぁぁ!!』(笑)

ポルコ 「早い早い早い!! 目がぁはまだ早い!!

GM 「あー、なんかそういう流れだった気がするから2d6あげるよ(笑)

部車見 「で、パズーはまだその時はその様子を見ていないんだっけ?」

GM 「いや、たしか光りながら鉱山に落ちてくるのを偶然見かけるんじゃなかったでしたっけ?」

部車見 「じゃあ、その様子をぽかーんと見ていて……」

ジャック 「女の子と、41のおっさんが青く光りながら落ちてくるよ?(笑)

 

 その様子を想像してしまった一同、しばらく笑い転げて続行不可能に。

 もはやこの段階で、ジブリに名誉棄損で訴えられても仕方がないレベルである。

 

ポルコ 「おっさん……しかもアニメTシャツとか……ッ!!

GM 「ぇぇぇぇ!? こんなシーンあったっけー!?(汗)

部車見 「……(しばらくぽかーんとしつつ)『……スーパー行かなきゃ』

一同 「ちょっとぉぉおおおお!?

部車見 「え〜? 分かりましたよ、じゃあスーパー行く道すがら迷っちゃって、落下地点に『……来ちゃった』と(笑)」

GM 「じゃあちょっとした高台の場所に、気絶している女の子と…………(笑いをこらえつつ)41のおっさんが、光りながら……ッ!!

ジャック 「(愛想笑いを振りまきつつ)『はぁぁ〜い、元気ぃ〜?』

部車見 「『……大丈夫かぁ〜?』」

ジャック 「『ああ、大丈夫大丈夫! ほら!』とか言いながら女の子から手を放しちゃって、『うっわぁ〜!?』と落ちていきます(笑)

ポルコ 「落ちたところの地面に、人間型の穴が開くな(笑)」

ジャック 「あ、女の子の方はゆっくり降りてくるから大丈夫だよ!」(←何がだ)

部車見 「そこでたしか、女の子を抱きとめるんですよね。よいしょっと」

GM 「……あっ、なんかやっとそれっぽいシーンになった!(笑)」

部車見 「女の子の様子を見ますが……」

GM 「すると女の子は、すぅっと目を開けて……」

部車見 「『……じゃ』って、置いてっちゃまずいのか(笑)。というか、落ちてる人もつついてみるか……」

ジャック 「半ケツ(なぜかズボンとパンツがめくれてケツ半分丸出し)になって埋まってます(笑)」

GM 「いや、待て、何かまた狂ってきたぞ! とりあえず二人に2d6あげるけど……」

 

 光りながら落ちてきた女の子が目を開けると、そこにはアメリカンデブオタクの半ケツ。

 ……何だろう、この映画。

 

部車見 「棒でツンツン突いてみますか」

ジャック 「『あふっ?』と言って起きます。『な、なんだよ! オレのデリケートなところつっつくなよ!』

部車見 「『……はぁ。それは大変だったね。ところで、お腹は空いてないかい? 挽肉が手に入ったから、僕が料理を作ってあげるよ?』」

 

 ちなみに部車見のこのロールプレイは、スティーヴ=ブシェミのどこか超然とした変態役の演技を参考にしたロールプレイである。どういうことなのか気になる方は、『ゴーストワールド』あたりを見てみるといいだろう(注;ただしこれ、ギャグではなくいいお話の映画。多分)。

 なお、ブシェミは多くの場合、物語が進むとキレて狂ってしまう役柄が多い。そちらは『アルマゲドン』や『コン・エアー』あたりを見てみると参考になるはずである。多分。

 

ジャック 「『ん? メシ? 食う食う!』」

部車見 「じゃあ女の子の方にも、『心配しないでいいよ。僕はこう見えても、カエルとヘビの唐揚げが得意料理なんだ。でも今日は挽肉手に入ったからスープ作るんだ』」

 

 その後、判定でそれなりに美味しいスープを作る部車見(スープってあたりがジブリっぽいので2d6)。ちゃっかりパズーのポジションに収まった部車見は、女の子に空から落ちてきた理由を尋ねたが、言葉を濁されてしまう。

 ……ここまではまぁ、『ラピュタ』っぽかったワケですが。

 

部車見 「『おじさんの方は、どこから来たの?』」

ジャック 「『ん? オレか? オレは……なんか某名作アニメがリバイバル上映されるってぇから、劇場にいたんだけどさぁ』」

GM 「おいコラ! 勝手に現実世界から来た的な設定作るな!!(汗)」

 

 

※※※ その後も場の空気を読まずに会話をブツ切りにする部車見と、マクドナルドはどこにあるんだとかパンに目玉焼き乗せて食いたいとかどーでもいいことを話すジャック・ブラックのやり取りが10分以上続きましたが、音声を聞きながらリプレイを編纂しているGM(仕事開け、徹夜)が改めてブチ切れたため、すべてカットさせていただきました ※※※

 

 

 温かいスープで笑顔を取り戻した女の子は、自分の名前がシータであると打ち明け、部車見とそれなりに会話を弾ませる。

 部車見はこの夜のうちに、筋肉ムキムキの親方のところへと二人が落ちてきたことは報告して、シータはベッドで、自分は床で寝てなんか照れてもぞもぞしたりしつつ(1d6)眠りについた。ちなみにジャック・ブラックはそれより2時間くらい前に、部屋の奥に転がって高いびきである。

 そして、同じころ……。

 

将軍 「ではその夜のうちに将軍は……シータが落ちたという報告を聞いて、『ふひぇひぇひぇひぇ! あの青二才め、失敗しおったわ!』(喜色満面)」

GM 「ぇぇえええ!?(汗)じゃ、じゃあですね、ムスカが出てきまして『ご安心ください将軍、万が一のために娘には発信器を取り付けてあります』」

将軍 「(ころっと真面目に戻って)『む、そうか。さすがはその年で特務になるだけのことはあるのぅ』」

GM/ムスカ 「『恐れ入ります。もちろん勇猛果敢な将軍閣下であらせられれば、今夜中にでも手柄をお立てになってくださると信じております』」

将軍 「『むぅ、このワシをアゴで使おうてか。まぁ〜、よかろう』

部車見 「……将軍っぺぇなぁ(笑)」

将軍 「『よぅし! 部隊を編成しろ!』

部車見 「(部下になりきって)『イーッ!!

GM 「いや、それ違う映画(笑)。では将軍には、特務の青二才に対する態度がそれっぽかったので2d6あげましょう!」

ポルコ 「ポルコは……シータを襲った空賊が引き上げていくところを、追いかけていきますかね」

GM 「するとドーラ一家は、鉱山の街に向かってますね」

部車見 「(一家の息子になりきりつつ)『ママァ! あのコあの町に落ちたよぉ!』

GM/ドーラ 「『うるさいね! んなこと分かってんだよ、40秒で支度しな!!』」

PL一同 「それまだ早い早い!!(汗)

GM/ドーラ 「えーと、じゃあ『トロトロしてっとメシ抜きにするよッ!!とかで(笑)」

ポルコ 「じゃあそいつらを追って、一夜明けたって感じで」

GM 「OK! じゃあ翌朝ですな〜」

 

 各所が動き出しつつも、迎える翌朝。

部車見が『ラピュタ』のシーン再現ということで鉱山中に朝を告げるラッパを吹いた時に、その旋律がどう聞いても『ワルキューレの騎行』だったことだけは、一応ここに記しておこう……。

 

GM 「うん、朝食のシーンだが……確かここでも、ラピュタ的な伏線か何かあったんだよなぁ」

ジャック 「『味はともかく、長靴一杯食べたいぜ!』

ポルコ 「それ違う! それ『ナウシカ』!

将軍 「たしか壁に絵があって、それでラピュタがどうのって話からパズーの父親がどうの、と……」

GM 「あ、そうだそれだ! で、父さんは嘘つき呼ばわりされたけど、ラピュタは本当にあるんだ〜みたいな。じゃあシータが壁の絵を見つけて、『これは……?』と尋ねてくるね」

部車見 「『……カッコイイでしょ』(会話終了)」

将軍 「……あれ?(笑)」

部車見 「あ、いや違う! しょうがねーじゃん、ブシェミなんだから!(笑) 壁の絵を見てるなら、『え、これ知ってるの?』と尋ねてみますか」

ジャック 「(唐突に割り込んで)『ああ、これな。知ってるぜ、ラピュタってんだろ?』

GM 「ん? なんでお前が知ってるんだ!?(汗)」

ジャック 「いやいや、俺こういう本持ってて……と言いつつ、懐から『ガリバー旅行記』って本を取り出しましてね」

GM 「待てやぁぁあああ!?

 

セガールメモ ガリバー旅行記

 序章でも少し触れたジャック・ブラック主演・製作の最新映画は、ジョナサン・スウィフト著『ガリバー旅行記』第一篇〜第二篇を元にしたものである。

 しかしそれだけに終わらず、実は『天空の城ラピュタ』に登場するラピュタもまた、この『ガリバー旅行記』に出てくる空を飛ぶ島がモチーフとなっているのだ(第三篇に登場するバルニバービ国の首都・科学者の都市ラピュータ)。

 まさかそこを狙ってプレイヤーがキャラを作っていたとは、GMもまったく気が付いていなかったワケで。というか絶対後付けだろ貴様。

 

ジャック 「『そういやこの前、海で大渦に巻き込まれて小人の国に行ってきてよぅ!』」

GM 「はいはい、もういいから君はしばらく息をするな(汗)

部車見 「『みんなこんなものはないって言うんだけど、父さんは嘘は言ってないんだ! 僕も探しに行きたいけど、お金がないから鉱山で働いてるんだ今はね』」

GM 「シータは『素敵な夢ね……』と言いつつも、どこか物憂げな表情ですね」

部車見 「『ん? ごめん。僕、空気読まないってよく言われるんだ』」

ジャック 「『俺もよく言われるぜ! 仲間だな!』」

部車見 「『ああ、君は本当によく言われてそうだねぇ〜。って、あれ?』と、空を見上げるとそろそろどこかの飛行機が……」

GM 「ご協力ありがとうございます(笑)。ちょうどそのころ、ドーラ一家が街にやってくるワケですね」

 

 ドーラ一家の襲撃に加え、軍の装甲列車や黒服&サングラスのムスカの部下が乗った車などが、尺の都合上か(おい)一斉に鉱山の街に襲い来る!

 軍に追われていると告白するシータを連れ、部車見は急ぎ家を飛び出す。ジャック・ブラックもまた「何これ!? あんた追われてるの!? どこのお姫様だよあんた、これ『ローマの休日』!?」などと騒ぎ出したので、マスターは1d6与えて黙らせるしかなかったという(遠い目)。

 

ジャック 「それで逃げている間にまた飛行石で鉱山の下の方に降りて、石と話せるじいさん『子鬼じゃ、子鬼がおる!』とか言われるんですよね」

将軍 「逃げられてしまうシーンでは仕方ない。装甲列車の窓から顔を出して、『♪せーんろはつづく〜よ〜』などと歌ってます。『いや〜この線路はワシが若いころにのぉ〜!』(笑)

GM 「分かりました将軍、2d6あげるからあなたも落ち着いてください(笑)。で、ドーラ一家も追い付くんだけど、親方たちが足止めしてくれるんですよね?」

ポルコ 「じゃあ、逃げているところを上空から確認して、追ってる連中を機銃掃射(キリッ)

一同 「うぉぉぉおおおお!?(全滅)

 

 それはもう追手は、判定するまでもなくあっさり蹴散らされた。そもそも『ラピュタ』の世界設定の中で、レシプロ戦闘機を持ち出すこと自体がルール違反である(笑)。

 

ポルコ 「で、部車見たちの前に着陸しつつ、『乗るか?』と。ちなみに豚です(笑)

ジャック 「『んあー!?(鼻をブヒブヒ鳴らしつつ)ブタだ、ブタがいるぞ!?』」

ポルコ 「『お前も豚じゃねぇか(笑)』

部車見 「(特に驚いた様子もなく)『……助けてくれるの? じゃあシータ、乗ろうか。おじさんはどうする?』」

ジャック 「じゃあ慌てて乗り込んで、上半身だけ滑り込んでまた下半身が上で半ケツになって『早く出せ、出せ!』と(笑)」

ポルコ 「では、ブロローンと……明らかに積載量オーバーですけどね(笑)」

ジャック 「『ケツが寒い! ケツが寒いッ!!

GM 「……俺が悪かったから、君たちに1d6あげます(もはや体育座りで膝を抱えつつ)」

 

 ポルコ乱入で、何やら話がえらい方向に進み始めそうなことになりつつあったその時。

 物語の救世主は、意外なところにいたのだった!

 

部車見 「ちなみに逃げられちゃいそうですけど、将軍はどうするんですか(笑)」

将軍 「うーん、じゃあ将軍は飛行戦艦を呼びます!

ジャック 「ご、ゴリアテかよ!? 早いよ!!(笑)」(←本来このゴリアテは『ラビュタ』の終盤、ムスカと将軍がラビュタへ向けて出発する際に出てくる)

GM 「(ピーンときて)いや、たしかアレだ! シータたちは一度軍に掴まって、砦に連行されるんだった!

将軍 「そうそう、そうですよ! 捕まえます!」

ポルコ 「『ぬぅぅ、アレからは逃げられねぇ!』

GM/将軍の部下 「『投降しろぉぉぉぉぉ!!』」

部車見 「『……どうするポルコさん? 投降します?』」

ポルコ 「『そうだな……一度投降して、チャンスを伺うか』」

部車見 「『多分彼らは紳士だよ。ちゃんと話せば分かってくれるよ』」

ジャック 「『君も男なら聞き分けたまえ、ってなぁ!』(笑)」

GM 「いやだからそれもっと後のセリフだから!(汗)」(←本来は掴まった後、パズーが金貨3枚を渡されてムスカによって砦を追い出されるシーンのセリフ)

部車見 「とりあえずTシャツを脱いで、白旗代わりに振りましょう〜」

GM 「OK。ゴリアテを呼ばれちゃ将軍に2d6あげるしかないな。むしろストーリーを進めてくれてありがとう(笑)」

 

 ゴリアテを無理矢理投入し、なんとか一行を捕えることに成功した将軍。

 そのままシータ、部車見、ポルコ、ジャック(……なんだこの組み合わせ)の4名は、無数の砲台などで守られた堅牢な砦へと連行される。

 

GM 「それじゃあ、シーンが変わって砦内ですね」

将軍 「えーと、それじゃあ早速尋問ですね。将軍も飛行石については知ってるはずですから……『飛行石というものをお持ちですかな、お嬢さん?』」

ジャック 「『……! あ、この娘が持ってたぜ!』」

一同 「裏切ったぁぁぁああああ!?(汗)

部車見 「『ぶ、ブラックさん、それは言っちゃいけないよ! 知らないよ! 多分! 知ってたら教えるもん! 知らなぁぁぃ!!』(←プチ錯乱)」

ポルコ 「(渋い声で)『俺はそんなもん無くても、空を飛べるぜ……飛べねぇ豚は、ただの豚だ』」

GM 「おお、なんかジブリっぽいから1d6やろう(笑)」

ジャック 「(将軍にすり寄りつつ)『いやいや、ぶっちゃけその石欲しいんでしょ、ねぇ将軍? 俺に任せてくれればよぅ、将軍のために石もらってきますよ?』」

将軍 「いや、ムスカが嫌いなだけで将軍わりと紳士なので、普通に商取引的にお金で解決しようとしますが(笑)」

部車見 「『あ、うんうんそうそう。彼女とちゃんと話してよね。彼女のことだから僕には決められないから』」

GM 「聞き分けいいなおい!?(汗)あ、ちなみに将軍の後ろには、尊大な感じでムスカが立ってますよ」

ポルコ 「(ぼそりと)いけすかねぇツラしてやがるぜ……」

ジャック 「『おぅアンタ! オレはブラック・ジャック・ブラックってんだ、よろしくな青二才!』(笑)」

GM/ムスカ 「(鼻で笑うような表情)」

ジャック 「『くぁー!! おい将軍、こいつなんかムカつくぜ!』」

部車見 「『ところで将軍、僕たち弁護士を呼ぶことはできるんでしょうか?』」

将軍 「『いやいや、君たちのことはすぐに解放するよ。今日の所はすまんが拘留させてもらうがのぅ』」

GM 「将軍、紳士だなぁ……(笑)。ではここでムスカが、『将軍。その娘の扱いにつきましては、我々特務に一任していただけますかな?』」

将軍 「『命令書は持っておるのかね?』」

GM/ムスカ 「『もちろんです』」

将軍、「『むぅ、致し方ない。構わんよ』」

GM/ムスカ 「『では……』と、シータはあっさり連れて行かれますね(笑)」

ジャック 「あれ? 将軍弱ぇぇええええ!?(汗)

 

 弱いというか、軍人としてはこれは当然な気もしますが(笑)。

 

将軍 「『ポルコ君、君も今後は許可を取ってから飛んでくれたまえよ?』」

GM 「なんかもう、一連の流れが将軍だなぁ(笑)。1d6あげましょう」

部車見 「『将軍っていい人だね! なんか軍人って、みんな汚職とかしてるもんだと思ってたよ!』」

将軍 「『はっはっは、裏ではやっとるぞぉー!』(笑)

GM 「あれ、こんなシーンありましたっけ?

部車見&将軍 「いや、ない! ないです!」

GM 「(また我に返り)ないシーンを演出しないでくださいよ――――ッ!!(汗)

部車見 「いえいえ、私はパズーではなく部車見ですから……」

GM 「いやだから『ラピュタ』なんだってこれぇェエエエエエ!!(絶叫)

ジャック 「(スルーしつつ)『俺、付く方間違えちゃったな〜。青二才の方に取り入っておくか(ぼそぼそ)』」

 

 などと今後の行動指針などが問われる場面、「砦に一行が連行され、シータが連れて行かれる」というシナリオキーを発動させたところで、追跡パートは終了。

 ここより先、物語は誘拐パートへと突入していくのだった……。

 

※※※ なお、この第二話ではパートごとのセガールポイント獲得数の表記を、あえて隠すという試みをしております。

 いったいどのPCがセガールとなるのか……読者の皆さんも、予測しつつ楽しみにしていただければ幸いです! ※※※

 

 

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