◆決戦 -KESSEN- パート
〜心の力、アトランティスが現代に伝えた希望(多分)
マッハ単位の超高速で飛行する、某亀型巨大怪獣ことセガール。乗っている人は大丈夫なのかとか、ステルス空母をどうやって見つけたのかとか、そもそも娘ってどういうことだとか、そういうことは一切関係ないのである。なぜなら、セガールは無敵だからだ!
そして娘を危機に追いやり、世界を破滅させようとするトライア博士に対するセガールの怒りは、留まるところを知らなかった!
GM 「では、問答無用で君たちはパラク・オパマに追い付きますね(笑)」
イカ娘 「さて、最終目標値にポイントは達しているんだろうか……ツイッターで見たテストプレイの話だと、400点に達していたようですが」
GM 「いや、あれは神のレベルなので(笑)」
セガール 「では、空母の前にざっぱーんと着水し、水しぶきが収まると、その中から4人がゆっくりと歩いてくるわけですな」
イッチロー 「もちろん、後ろは朝焼けか夕焼けで(笑)」
GM 「OK、君たち二人1d6ずつあげよう(笑)。その様子を艦橋から見ていたトライア博士が、『馬鹿な……! あいつらは木端微塵になって死んだはず……!!』」
イッチロー 「ではそろそろ私も、『天誅』と書かれたハチマキとか絞めて、日本刀構えて行きますかな(笑)」
キルゴア 「どこから持ってきた(笑)」
セガール 「では、そんなイッチローの肩をポン、と叩いて『それが……大和魂だ』(笑)」
イッチロー 「俺も思い出した! 日本人はアルとか言わねぇんだ! 『●●だべー』って言うのが正しい!! 『オヤブンニアワセェーロォー!!』」
セガール 「そして中佐の方へ……『中佐、あなたはアメリカ軍人だ。アメリカはすなわち世界の警察。今、世界の危機を前にあなたがアメリカ軍人の責務を果たしてくれることを、俺は期待している』と、敬礼します」
キルゴア 「『無論……だとも!』(敬礼)」
セガール 「『そしてイカ娘。お前は大自然の使者……!』」
イカ娘 「『そ、そうだったのかでゲソー!!』」
GM 「いやいやいや、マスター的にもそうだったのかだよ!? まぁ、セガールが言うんだから多分正しいんだよな(いい笑顔で)」
セガール 「『地上をサイボーグで蹂躙しようなどという行いを、お前は許してはならないはずだ。やがて来るイカの世界のために、今は俺たちとともに戦ってほしい』」
イカ娘 「『当然でゲソ! イカビッチを取り戻すでゲソー!!』」
GM 「と、歩いていく君たちを前にして、博士はあわてて司令部から作業を開始しますね。世界中にハッキングをしかけて、早急に核戦争などを勃発させようとしているようです」
イッチロー 「むぅ!? それは止めねば。どうすればいいのかな?」
GM 「簡単に説明しますと、世界の滅亡を止めるには艦橋にいる博士をだれかが邪魔しなくてはなりません。そして世界中の中ボスコノビッチ軍団を止めるには、中央の管制室に行ってシステムを止める必要があります」
セガール 「艦橋と管制室、両方に同時に攻め入る必要があるか……」
イッチロー 「ボスのところに行くべきは、やっぱりセガールだろうね」
セガール 「すると管制室に行くのは、ほかの3人か」
イカ娘 「一人でボスと戦えるのか……? あ、いやそうか。セガールは無敵だからな、大丈夫だ(笑)」
GM 「ちなみに歩いていく君たちの前に、甲板上で20体以上の中ボスコノビッチが待ち受けているんだけど……」
セガール 「ああ、それなら……ガバメントを構えつつ、近づいてくるヤツをゼロ距離で弾き飛ばしていく! 弾が切れたら頭にナイフをカツカツと刺していきます。で、なぜか甲板の上にあったガラスケースやら、倉庫の下の階やらにガッシャーンと落としていく(笑)」
GM 「(どこか白々しく)え、そりゃ相当難しい行為ですよ? ちょっと判定してみてくれませんかセガールさん」
セガール 「OK!(コロコロ)出目は1と4!」
GM 「ああ、6ゾロじゃないですけどクリティカル成功ですね!」
一同 「えぇぇええええええ!?(汗)」
セガールメモ セガールは無敵
セガールは無敵である。よって判定をしてどんな出目が出ようとも、むしろダイスを振らずとも、その宣言した行動の判定にはすべからくクリティカル成功してしまうのである!
GM 「では、甲板上いる中ボスコノビッチは『うぁぁぁぁぁぁ』とスローモーションで落ちていって全滅しましたね。博士が、『まさか……中ボスコノビッチ20体を、どれも一撃で!?』と(笑)。全員に1d6ポイント差し上げましょう!」
セガール 「それを見上げて、合掌します」
GM 「くっ、それはさらに1d6! そして博士はわなわなと噛みしめた唇を震えさせながら、世界を滅ぼす作業に入ります」
イカ娘 「とりあえずここでパーティーを分けましょう!」
イッチロー 「『セガール! 上は任せたよ! 下はオレたちでなんとかするよぉー!!』」
セガール 「ああ、頼んだぞ。サムライ、アメリカ軍人、そして大自然の使者(笑)」
イカ娘 「『任せるでゲソー!!』」
キルゴア 「『アメリカの敵を倒すのだぁぁぁぁ!!』」
イッチロー 「『天誅天誅天誅ゥゥゥゥ!!』」
セガール 「では、艦橋に向かってフック付きのロープを投げて、一気に艦橋に上がります(笑)」
GM 「OK! ちなみに管制室をなんとかしないままボスを倒しても、世界の滅亡は防げません。セガールは無敵ですが、ほかの3人もなんとか頑張ってください。……管制室の前には3体に中ボスコノビッチと、さらにその後ろにどこかで見たことがあるような、イカ帽子を被った中ボスコノビッチ隊長機が控えています!」
イカ娘 「『あれはイカビッチゲソ! お前を解放してやるでゲソ!!』」
GM 「では、これ以降は戦闘ターン処理で! あ、行動順のダイスはセガールは振らなくていいです」
キルゴア 「セガールは当然一番速い!(笑)」
能力固定値が20という超強敵・中ボスコノビッチ3体がPCたちに迫る!
行動順判定でも、クリティカルしたキルゴア中佐以外のメンバーは、まったく追い付くことができない。
GM 「ではまず、セガールの行動(笑)」
セガール 「艦橋のガラスをガシャーンと蹴破って飛び込みます。そこでゆっくり立ち上がって、『何故君がこのようなことをする……?』」
GM/トライア 「『……言うまでもないじゃない、人類はもはや腐りきったの! 人類など信じるに値しない……人類すべてを今こそ、偉大なる科学という新時代の神が生んだ、中ボスコノビッチ計画で粛清するのよ!!』と叫びながら、博士は自分の腕に何か注射器のようなものを突き立てます。すると博士の目もまた、赤く輝き出します!」
イカ娘 「ドーピングコンソメスープでゲソ!(笑)」(←『魔人探偵脳噛ネウロ』に登場した、とってもヤヴァイ増強剤)
GM 「いや、違うから!」
セガール 「『ドーピングコンソメスープ・マイクロマシンか……体を一瞬にして機械化するという……』」
GM 「……え? いやまぁ、セガールがそう言うなら仕方ない、ではそういうことで!」
セガールメモ セガールは正しい
大抵のセガール映画では、セガールは孤立しようが、警察を敵に回そうが、正しい真実を追い求めている。よってセガールが言うことは概ね正しいのだ!
GM 「では管制室前ですが……正直、まともに戦っても勝てる相手ではないですよ?(ニヤニヤ)」
イッチロー 「ここを厨房にするしかないか?」
GM 「いえ、すでにセガールが登場しているため、あなた達は間違いなくセガールではありません。よって厨房に立っても、もう能力値は2倍になりません(笑)」
セガール 「それはまずいな……」
GM 「脇役の皆さんは、この場所や状況をうまくロールプレイで生かしつつ戦うしかないでしょう」
イッチロー 「では見るからに強そうな中ボスコノビッチを見て、一度慌てて近くの部屋に逃げ込みますが、そこが武器庫でロケットランチャーを入手したことにします(笑)。ポイントを10点消費! 『むむむ無理だ強すぎだぁ〜!!(ガチャリ)……ん? …………ウェヘヘヘヘヘァヘェァァ!!』(超絶調子乗り)」
GM 「OK、脇役っぽいのでポイントを1d6あげましょう」
セガール 「そうか、ここからは脇役っぽい行動をするとポイントがもらえるのか(笑)」
イッチロー 「ちなみに私は14で行動なんですが、他は?」
イカ娘 「私は12でゲソ」
キルゴア 「クリティカルでなんかすごく早く行動しているので(笑)、10点消費しつつ、私も武器庫に一時撤退してロケラン持ってきます」
GM 「別にロケラン以外でもいいんですよ?(笑)」
イッチロー 「我々は脇役ですから、肉体では勝てませんからね! ロケランは脇役用の武器ですよ!」
GM 「ぬぅ、では中佐にも1d6ポイント!」
イカ娘 「では私は……『こうなったら私も、真の力を解放するしかないでゲソ!』と心頭滅却します。で、触手の一本を抜き放つとその先に狼のマークが浮かび上がって……『剣狼ッ!!』」
GM 「……あれ?(汗)」
イカ娘 「『天空イカ心拳!!』と叫びつつ、背後に出てきたロボと合体します! 10点消費!」
GM 「『マシン●ボ
クロ●スの大逆襲』のバイ●ンフーじゃねぇか!?(汗)畜生、バ●カンフーを出されちゃ仕方ない。1d6やろう!」
イカ娘 「まだバイ●ンフーまで行ってないので、10メートル程度のロボットですけどね。イカ型の、剣狼ならぬ剣イカです(笑)」
GM 「うん、そこまでされたら脇役3名は能力値2倍でいいや(笑)」
果敢に中ボスコノビッチに挑む脇役3名。だが次のターンとなって行動順を決めてみると、それでも能力固定値20の壁は高く、行動順ではだれも追い付けない。
そして……。
GM 「ではまずセガールの行動を……」
セガール 「では、構えつつ(手首をくねくねとさせる構え)距離を詰めながら……」
GM 「ああ、じゃあ博士もなぜか同じ構えをしつつじりじりと後ずさりますよ(笑)」
セガール 「『今回の中東での騒動もまた、君の仕業か……。俺はさっき全てを思い出した』」
イカ娘 「いや、中東のG騒ぎはあんたのせいだろ!?(笑)」
セガール 「いえ、ここで回想シーンが入るワケですよ。とある部屋で博士の説得に失敗したセガールがうなだれていると、博士が『セガール……』と言いながら背後に近づき、首筋に注射器っぽいものを突き立てます!」
一同 「な、なんだってー!?(『MMR』風に)」
セガール 「『セガール、私と一緒に世界を滅ぼして……!』と叫ぶ博士の前で、セガールがギャオォォォと吠えながら怪獣と化していきます……」
イカ娘 「元々Gになったのも、博士のせいだったのか!(笑)」
セガール 「『すべては君の、アトランティスの科学力を用いた計画……。俺もまたこの計画の一部にされていたんだな』」
GM 「(ちょっと考えつつ)では博士が、『そこで、まさかあなたの洗脳が解けるとは……計算外だったわ』と(笑)」
イッチロー 「やべぇ、GMが納得してそういうことにしてる!?」
セガール 「『全ては東洋の神秘の力のおかげ……。ごんぶとの掛け軸があった針治療の部屋、あそこで俺は俺自身を取り戻した』」
GM 「そういう伏線だったのかよ!?」
セガール 「『そして、今科学を上回る大自然と人々の心の力を前に、君の計画は終わるのだ。そして……何より、君は今、俺と戦おうとしてしまっている』」
GM 「一連の流れに1d6ポイント! そして博士がギリギリと悔しそうに歯を食いしばったところで、ここは終了ですね。会話で時間を稼いでいるわけですな」
セガール 「また戦いは仕掛けませんよ(笑)」
余裕を見せつつ、こっそり話をまとめる方向に頑張るセガール。
しかしその余裕とは裏腹に、脇役3人は苦戦を強いられることになる。
イカ娘 「回避? 出目で10以上出せばいいんでしょ? 余裕ですよそんなの!(コロコロ)……うん、ダメでした」
GM 「(2d6コロコロ)たったの3点でゲソ」
イカ娘 「くっ、耐えたでゲソ!」
GM 「続いて中佐に攻撃!」
キルゴア 「(コロコロ)くっ、避けられん!」
GM 「(コロコロ)6点!」
イッチロー 「体力も2倍でしょ? まだ死にませんな! こちらも回避、アチョー!(コロコロ)あー、駄目でした」
GM 「(コロコロ)あれ? 2点(笑)」
この後脇役的な動き(あわわと慌てて転んだらロケットが発射されるなど)でポイントを1d6獲得しつつ反撃を試みるものの、3名とも攻撃を命中させることは到底……。
キルゴア 「(コロコロ)お、10出た! 当たった!」
GM 「何ィィィィィィ!? ダメージは2d6でどうぞ」
キルゴア 「『惜しかったなぁ!』(コロコロ)ダメージも10点!」
GM 「ぐはぁぁ、中ボスコノビッチBの体力が半減しやがった! 残り二人の攻撃はフェイントだったのかッ! 美しい流れに1d6ポイント差し上げましょう」
イッチロー 「出目が勝手に脇役っぽく演出してくれているよ(笑)」
GM 「しかし苦戦しているようなので、このターン終了時に博士がニヤリと笑って、『そうね、あなたには勝てないかも知れない……でも、あなたの大事なお仲間の方はどうかしらね、セガール?』」
セガール 「『……卑怯な……!』」
GM/トライア 「『そして、もうバレているのよ……あなたの娘が、この船に乗っていること!』」
セガール 「『何だと……?』」
GM 「するとその辺にあるモニターの画面に別室の様子が映し出されまして……」
イッチロー 「(娘っぽく)『パパー! パパー!!』」
GM 「そう、それ(笑)。で、博士は『さあセガール、銃を捨てなさい!』と言い出しますね」
セガール 「『分かった。娘に手を出すな……』と床にコルト・ガバメントを置いて、ゆっくりとしゃがみこんだ姿勢のまま後ろに下がります(笑)」
GM 「セガールっぽい! 1d6!(笑)」
そして次のターン、やはり脇役3名は行動順で中ボスコノビッチに追い付くことができない。期待値を出したとしても17、彼らにとってはかなり厳しい戦いなのだ。
ターン頭、セガールは……。
セガール 「では、博士に『いい子ね、セガール……』と言われて銃を突き付けられますが、その瞬間その銃をパッとつかんで奪います!」
GM 「いやいや、それはちゃんとルール通り武力で判定しましょうよ?」
セガール 「(コロコロ)うん、クリティカル(笑)」
GM 「そいつぁ〜回避できねぇやぁ〜!」
他一同 「おいっ!!(笑)」
セガールはやはり、危機に陥ることなどない。
だが、セガール自身はともかく、脇役3名はやはり攻撃を回避できず、着実に体力を削られていく。
キルゴア 「まだ1点は残ってる……!」
イカ娘 「うーむ……2d6で10以上はかなり厳しい……」
GM 「娘の姿とともに、モニターに彼らが苦戦する姿も映っているんでしょうね。博士が『人の心の力が科学に勝つ? 笑わせるわね……』と言って笑いますよ?」
イカ娘 「では、敵の攻撃を食らいつつ、『イカビッチ!』と奥にいるイカビッチに呼びかけます」
GM 「……おお?」
イカ娘 「『二人でイカ帝国を発展させた日々を、思い出すでゲソー!!』」
イッチロー 「ほとんど発展させてねーじゃねぇか! 数時間の話じゃ!(笑)」
セガール 「(無視して)一緒に遊園地に行ったりとかね?」
イカ娘 「そう。そして砂浜であはは、うふふーと追いかけっこしたりとか……」
セガール 「駅前で一緒にイカ帝国のチラシを配って『No, thank you』って言われたりとか、そういう思い出が蘇るんですよ」
GM 「……あー、蘇るんだ。そうなんだ(笑)」(←ちょっと感動的な音楽を流しつつ)
イカ娘 「一杯のラーメンを、二人ですすったり……」
セガール 「河川敷で殴りあったりとかね(笑)」
イカ娘 「『私たち二人の絆は、こんな程度のものではないでゲソー!!』」
GM 「……そうだったんだ(笑)。するとそれらの思い出が蘇りつつあるのか、無表情のはずのイカビッチの頬のあたりがピクリ、と動きますね。まだその程度の反応ですが……」
イカ娘 「では、呼びかけて行動終了!」
キルゴア中佐はダメージを負った中ボスコノビッチを、放水でショートさせようとする(1d6)が、これは命中させられず。イッチローもヤケになって『戦闘メカ ザブングル』ばりにロケランをそのまま投げつけたりしてみた(1d6)ものの、これももちろん命中せず。
イッチロー 「ポイントは溜まるものの、一向に命中させられませんなぁ(汗)」
GM 「では次のターン、そのころのセガール(笑)」
セガール 「博士の後ろに回り込んで、首を極めます。『娘のいる部屋はどこだ……!?』」
GM/トライア 「『ふふ、私を殺せないでしょう? 娘の居場所も、システムの停止コードも分からなくなるのだから……!』」
セガール 「『くっ!』……しかし今から下に加勢に行ったら、その間に博士の手で核戦争が勃発してしまう!」
GM/トライア 「『さあ、どうするのセガール!?』」
セガール 「娘や仲間が映っている画面に目を走らせつつ、どうするか考え込みます……!」
GM 「よかろう、一連の流れに1d6ポイント!」
そして行動順では、またキルゴア中佐がクリティカルで中ボスコノビッチよりも早く行動することに。
キルゴア 「くっ、脇役……いや、アメリカ軍人的な行動を取って、この敵を倒さねば! そう、キルゴア的な行動を!」
イカ娘 「アメリカ軍人といえば、ブービートラップとかですか?」
キルゴア 「それはベトコンだろう(笑)」
イッチロー 「艦の部下たちが、外からヘリでミサイルとか撃ってこないかなぁ……?」
キルゴア 「それだ!! 10ポイント使います。で、血だらけになって瀕死になっていると、無線機にプルプルプルと連絡が入りまして……『中佐殿! 戦闘ヘリの準備が整いました! ミサイル攻撃が可能です!!』」
GM 「おお、そういえばヘリは空母に積んであったな! ナパームを投下したりしてたし」
イッチロー 「まさか、機銃掃射か!?」
セガール&イッチロー 「♪たったらたーたー、たったらたーたー、たったらたーたーたったらたー♪」(←『ワルキューレの騎行』)
GM 「こいつら、ついに口で歌い出しやがった! まぁ『地獄の黙示録』にそういうシーンあったけどね!(汗)」
キルゴア 「では、たまたま持っていたミサイルのレーザー照準器を、中ボスコノビッチBに照射します!(笑)」
イッチロー 「『Fire! Fire! Fire!!』」
GM 「では、中佐にトドメを刺そうと近づいてきた中ボスコノビッチがふと目線を落とすと、胸板あたりにレーザーポインターが当たっていて……その目線を上げると、そこに爆音とともにハリヤーだかヘリだかが降下してくるワケですな!」
イッチロー 「これは当たるんですかね?」
GM 「うーむ、ここまで演出されてレーザーポインターで狙われたら、もう当たってしまうような気がする(笑)」
イッチロー 「ではドカーンと! 『うひゃぁ〜!!』(慌てて伏せる)」
イカ娘 「ダメージはどれぐらいですかね?」
GM 「なにせミサイルだ。5d6ぐらいはあるだろう(笑)」
キルゴア 「さすがミサイル!(笑)(コロコロ)ダメージは……18点!」
GM 「くっ、Bは体力半減してるからな……! 倒されました。そして甲板を見ると、解放された兵士たちが中ボスコノビッチ軍に戦いを仕掛けています。で、それを見て博士が『ば、バカな……!?』とうろたえている感じで(笑)」
イッチロー 「さすが米軍の底力(笑)」
キルゴア 「『U・S・A!! U・S・A!!』」
他一同も一緒に 「『U・S・A!! U・S・A!!』」
GM 「ぬぅ、しかしまだ2体残っておるわ!」
残り2体の中ボスコノビッチAとCの攻撃により、イッチローはまだ余裕だが、イカ娘は残り体力2にまで追い込まれてしまう。
しかし、中佐が見事演出で上げた反撃の狼煙は、ほかのプレイヤーにも火を付けていた……!
イカ娘 「では、イカビッチの方に駆け寄って……」
イッチロー 「思い出せー! と説得か?」
イカ娘 「駆け寄ってジャンプして、こう、ギュインと触手がドリルみたくなって、●ガンのような感じに」
GM 「……(説得するとばかり思って感動的な音楽に切り替えたところで)え?」
イカ娘 「それでデカい頭とドリルの形態に変形しまして、そのままイカビッチの頭頂部に『合・体でゲソォォォォォォ!!』と突き刺さります!」
セガール 「突き刺さるんだ!?(汗)」
イカ娘 「そのまま合体! ポイントは払いますよ。10点くらい?」
セガール 「合体というか、ロボトミー的な……(笑)」
GM 「10点払ったワケですね? それでは……(音楽プレイヤーに元々入っていた、『涙の種、笑●の花』(中川翔子)を流し始める)」
イカ娘 「え? BGMあるんだ!?(笑)」
セガールメモ 天●突破グレ●ラガン
最近『●パロボ』にも参戦した、とてもステキなロボットアニメ。主役メカであるラ●ン(グ●ンラガン)は、ドリルを突き刺して螺旋力を流し込むことで、いかなるマシンをも自分のものとして乗っ取ることができ、これによる荒唐無稽な機体パワーアップが随所で展開する。
ちなみに『涙の●、笑顔の花』は、劇場版後編のテーマソング。この曲を聴いてつい涙を流すファンも多い。
GM 「すると脳天貫かれたイカビッチが、はっと顔を上げると……赤かった目が元に戻ってますね」
イッチロー 「え、説得できたんだ!?(笑)」
GM 「するとイカビッチのコックピット(何処だ)の中で、全身にピュルルルルと螺旋力が流れ込むモニター表示が(笑)。『俺はいったい……何をしていたでゲソか!?』」
イカ娘 「『お前を信じるでゲソ! だから、お前を侵略した私を信じるでゲソォォォォ!!』」
GM/イカビッチ 「『ゲソォォォォォ!!』と叫ぶと、イカビッチの手足がジャキンジャキンと伸びまして……」
イカ娘 「『侵略完了でゲソーッ!!』」
GM 「……よく分かった。お前の能力値は、たった今から25だ(笑)」
セガール 「●元突破した――――!?(笑)」
GM 「あと、『グレ●ラガ●』っぽいから2d6あげよう」
イカ娘 「(コロコロ)わーい、使ったポイントが戻ってきた!(笑)」
イッチロー 「ではこちらはザコ的に、自分のことなどどこかに置いて『ひゃっほぅー! やったぜアニキィィ!!』と喜んでいます(笑)」
セガール 「では、そこに通信を入れようか(笑)。『君はサムライだろう……そこの壁にカタナが掛かっている。それを使うんだ。カタナはブシの魂だ』」
イッチロー 「え? じゃあそれを手に取って、抜きますか……10ポイント使ってなんか剣術で殴り掛かればいいですかね!?(笑)」
イカ娘 「そのカタナは、ムラマサだ(笑)」
GM 「え? ムラマサだったの!?」
セガール 「いや、ムラサマとか……」
イッチロー 「いやむしろ、ストームブリンガーとかじゃないのかなアメリカ的に(笑)」
一同 「カタナなのにぃぃぃぃぃ!?」
セガールメモ ストームブリンガー
マイケル・ムアコックの名作ファンタジー小説シリーズ『エターナル・チャンピオンシリーズ』に登場する魔剣。自我を持ち、相手の魂を食らう巨大な黒い剣であり、持ち主エルリックを悲劇的な運命へと駆り立てた、世界中で有名な伝説の一振りである。
多元世界で法と混沌のバランスを保つために戦う戦士、エターナル・チャンピオンが持つ魔剣の中でも、ずば抜けた力を持っていた。
……なお、PLもGMもセッション中勘違いしていたようであるが、ムアコック先生はイギリス人であり、実はUSAとか超関係ない。
GM 「エターナル・チャンピオンが出てきちゃしょうがねぇ! 今から君の能力値は30ね!」
イカ娘 「て、天元突●が負けた!? さすがUSA!(笑)」
GM 「ちなみにこのターン、二人とも行動できますよ?」
イカ娘 「では、両手をドリルに変えてAに突撃! えーと、武力が25あるので(コロコロ)32、命中(笑)ダメージはどれぐらいで?」
GM 「5d6はあるでしょう。ミサイルより低いということはないはず(笑)」
イカ娘 「では! 『私のドリルは、天を突くドリルでゲソォォ!!』(コロコロ)……ジャスト20点!」
GM 「一撃だと!? ではAの胴に風穴が開いて、大爆発しましたね!」
イッチロー 「ではこちらはCに(甲高い声で)『けけけ剣が勝手にぃぃぃぃ!!』(コロコロ)38、命中(笑)」
GM 「ダメージは5d6ね(笑)」
イッチロー 「さすがストームブリンガー!(コロコロ)わー、殺(や)る気マンマンだ! 23点!」
GM 「マジで!? するともう、魂までも滅んでいきました……」
セガール 「……(ふと我に返り)あれ? 全部倒した?(笑)」
GM/トライア 「『…………………………(一生懸命言葉を選んで)……馬鹿な……!!』」
イッチロー 「そりゃ馬鹿なって言うよ、ヘリ飛んできたあげくに合体したら剣が勝手に〜だもの!(笑)」
「流れ」というのは恐ろしいもので、ノリとロールプレイの果てに一瞬で全滅してしまった中ボスコノビッチ。
残されたのは、トライア博士のみ……!
セガール 「『さあ、投降するんだ……かつて君は、俺と同門だった』」
一同 「そうだったの!?(汗)」
セガール 「同じ構えをしてたじゃないか(笑)。『師匠は言っていた。この世界を救うのは、自然を愛する心だと。……もう一度、やり直さないか?』」
GM/トライア 「『…………ッ!』(何か言いかける)」
セガール 「『そうか、分かった。君は師匠の敵でもある』」
キルゴア 「も、もはやGMにセリフも言わせてあげないとは(笑)」
GM/トライア 「『もしできるなら、あなたと一緒にやり直したかったわ……でも、それはもう、無理なのね……』」
セガール 「(首を横に振って)『残念だよ……』と言ってそこから打ち合って、首をコキャッと折ります! で、今セガールポイント何点?」
イカ娘 「順に111、37、53、34……合計すると……あれ? さっきので結構使ってたんだ。235か」
GM 「では、きわどいところで逃れました(笑)」
セガール 「ポイント足りないのか! ならば! 『君は師匠を愛していた。……さあ、師匠のことを思い出そう』と、その場で座禅を組みます(笑)」
他一同 「何ィィィィィィ!?」
セガール 「『師匠はいつも、こうしていた……。さあ、どこからでも打ち込んでくるがいい』と、目を閉じます」
GM 「くっ、超セガールっぽいから2d6ポイント!」
セガール 「(コロコロ)5! これで240……あと10点くらいかな?」
GM 「(内心思いっきりギクリとしつつ)な、何を根拠にそう思うのかなぁぁぁ?」
というか、まだ管制室をどうにかしていないこの段階で博士を倒してしまったら、どうするつもりだったんだセガール(笑)
イカ娘 「では、管制室にいる我々がなんとか! ロボになっている状態でコンピューターに近づいて、『世界中のホモビッチたちを止めるでゲソ!』と叫びまして……」
GM 「ホモビッチじゃねぇ! 中ボスコノビッチだ!!(汗)」
イカ娘 「それはさておき、今度はイカビッチごとドリルに変形してコンピューターに接続します! 『システムをッ、侵略するでゲソォォォォ!!』」
GM/イカビッチ 「『分かったぜ、姉貴ィィィ!!』……って、それはさすがに判定しないと。相当難しいから知力で目標値は……うーむ、20はないよなぁ……」
セガール 「イカ娘、能力値25になってるよ?」
GM 「……あ。」
イカ娘 「(コロコロ)32で成功でゲソ!」
GM 「すんげぇ勢いで侵略できた(笑)」
イッチロー 「それでも中ボスコノビッチは止まりませんか!?」
GM 「くっ、これはさすがに……世界中の中ボスコノビッチが、そのまま機能を停止してい
イカ娘 「(さえぎって)そのまま止まった中ボスコノビッチたちが、一回止まった後再起動すると、イカコスチュームになって『ハイール・イカ!!』『ゲ・ソー! ゲ・ソー!!』と(笑)」
……あれ?(汗)
今ここに、まったく別の新たな侵略の危機が始まろうとしていた……。
GM 「ちょ、おま……それは新たな世界の危機じゃね!? とりあえず1d6!」
イカ娘 「(コロコロ)お、6が出たから残りは4くらいだぜ!(現在246)」
キルゴア 「これはアメリカの危機じゃないのか!?(汗)」
イッチロー 「我々はUSAの危機なので、逆ハッキングを試みます! 兵士も動員して、人海戦術で!」
GM 「じゃあ兵士たちが『くっ、なんというゲソだ!』とうろたえながらも頑張りますが……」
イッチロー 「それでも止まらないんでしょうね。で、そこで最後の必殺パターン! ザコキャラがこういうパスワードを抜く時は……!!」
『くっそこんなもん分かんねぇよコンチクショー!!』
その時、イッチローはそう叫びながら、ヤケになって端末のコンソールをぶん殴った……!
イッチロー 「というワケで、能力値30で判定します(キリッ)」
GM 「ぬぉぉぉ!? まだストームブリンガー持ってた!」
イカ娘 「私のハッキング達成値は32ですぜ(笑)」
イッチロー 「それ超えればいいの? なんだ、1ゾロ以外は(コロコロ)成功! 41!!」
イカ娘 「『は、ハッキングされたでゲソォォォォォォ!?』」
GM 「すると間一髪、システムが急速に回復していきまして……オールグリーンに戻っていきます! そして世界中のイカビッチの頭からイカ帽子がポロリと落ちて、ヴューン……と機械音を立てながらそのまま……停止していきます!(笑)実に脇役っぽかったから1d6差し上げましょう!」
イッチロー 「おりゃー!(コロコロ)……って1!?(合計247)」
セガール 「あと3! 多分あと3!!」
キルゴア 「(感無量の表情で拳を掲げつつ)『これで、アメリカは救われた……!!』」
もはや自然と一同で 「『U・S・A!! U・S・A!!』(笑)」
セガール 「『Yes, we can!!』」
さらに一同斉唱 「『Yes, we can!! Yes, we can!!』(笑)」
GM 「(もはや笑い崩れて息も絶え絶えになりつつ)……わ、分かった! 分かったよ! なんかオバマっぽいから1d6あげるよ……!」
イカ娘 「さあ、250になる確率は50%だ!」
キルゴア 「(コロコロ)6!(合計253)」
一同 「行ったかぁぁぁぁぁ!?」
GM 「……分かりました……! では、座禅しているセガールに向かって、博士は打ちかかってきます……!!」
座禅し、この世のすべての自然……森羅万象と一体化したセガール。
そのセガールに、トライア博士は挑んでしまった。それが、ちっぽけな一つの命でしかない自分の力が、偉大なる大自然の力に勝るなどという無謀な考えに等しいことにも、最後まで気付かずに……。
いや、むしろ気が付いていたのかも知れない。それでも、抗う姿を見せたかったのかも知れない。
それが彼女がここまで貫いた、生き様そのものだったのだから。
セガール 「では、その手をパッと取りまして、捻りながら投げます。するとそのまま、艦橋のガラスをカッシャーンと突き破って、博士は外へと……!」
GM 「……ッ!!(無言のまま天を仰ぎ、250が最終目標値であることを態度で示す)」
イッチロー 「もちろん落ちていく先には、エネルギー炉とか弾薬庫とかあるんですよね(笑)」
GM 「では、そのまま『ぁぁぁぁぁ……』とスローモーションで落ちていき…………下にあった弾薬庫に突っ込んで、大爆発します!」
イカ娘 「キノコ雲が! 甲板にキノコ雲が!!(笑)」
セガール 「……では、艦橋からそれを見下ろして……合掌します」
イッチロー 「我々はもちろん、ボロボロになった服で外に出てきてそれを見て、『終わっ、た……』と言うワケですね(笑)」
夕日が照らす空母の甲板上に、激しくも儚く巻き上がった爆炎。
それは博士の過ちと悲しみをすべて焼き消さんとするかのごとく、長く、長く燃え上がり続けたという……。
◆エンディング
〜大自然の真実
GM 「……では、エンディングですね。中ボスコノビッチはすべて止まりましたので、解放された娘が『パパー!』と艦橋に駆け込んできますよ(笑)」
セガール 「分かりました! 娘を抱きしめて、『ごめんな、パパはお前との約束を破ってしまった……』と言います」
他一同 「やっぱりなぁ……」
GM/娘 「『ううん、いいの! パパは私を助けてくれた……私のパパは、最高のパパよ!』(笑)」
セガールメモ 娘(姪)との約束
セガール映画では、セガールは自分の娘(あるいは姪)と折り合いが悪いことが多く、また誕生日に帰るなどといった約束をしているパターンが多い。
そしてその約束を果たせないことも多いのだが、最終的には上記のように、救出後ものすごい勢いで和解することが多い。
GM 「ちなみにルール上はセガールポイントが今250点以上ありますので、10点ずつ使ってどんなエンディングも演出できますよ?(笑)」
イカ娘 「では、そんな二人の再会様子を見て……『ここで騒ぎを起こすのは無粋でゲソ』」
GM/イカビッチ 「『まったくでゲソ』」
イッチロー 「うわぁ!? イカビッチだけなぜか停止してねぇ!!(笑)」
イカ娘 「では、『海に帰るでゲソ!』と、二人で海に潜って帰ります」
GM/イカビッチ 「またいつか、地上を侵略しに戻る日も来るのでゲソ?』」
イカ娘 「『当然でゲソ!! 地上を諦めたワケではないでゲソ!! …………ただ……』」
『セガールは……強敵でゲソ……』
海の使者すらも恐れる、大自然の代弁者。
人類との種の壁をも超えてセガールの偉大さが伝わった瞬間であったと、この日の出来事はイカ帝国の歴史上、末永く語られることとなる。
キルゴア 「『というか我々は、中東某国のGによる被害から人々を救うのではなかったのかね?(笑)』」
イッチロー 「『そ、そうだべー!! しかしコネリー中将も死んで、指揮官がいねぇべ……。セガールは指揮官やらなそうだしなぁ(笑)』」
セガール 「『これから日本の、ママのところへ行こう』(笑)」
GM 「なるほど、そのまま娘の肩を抱きながら車に乗り込んで、どこかにブロローンと去っていくワケですな」(←お約束)
キルゴア 「え? 車って今ここ、海上の空母じゃないんですか!?(笑)」
セガール 「じゃあ車じゃなくて、『母さんに会いにいこう』と言いつつ、また着ぐるみを着ています」
GM 「何ィィ!?(汗) ……はっ、そうか! その上に乗るというセガールの娘……この娘がGと心を交わすことができるという少女で、なおかつ藤谷文子だったのかッ!!」
セガール 「そう、それ! よし、これですべての伏線と辻褄が合った!!」
アトランティスの残した力こそが、セガールの無敵の力……大自然の代弁者Gとしての力の秘密だったと言うのだろうか。
我々が科学文明に心酔しきり、自らを神のごとくふるまうことに、自然からの警鐘が鳴らされたのかも知れない。だが、Gは……セガールは、その身をもって自然の偉大さと、その慈悲深さを、地球人類を救うことで示したのだった。
多くの謎は謎のまま。しかし幸せそうに飛び去ろうとする、セガールたち親子の向こうでは……。
イッチロー 「『中佐! このミッションを完了できるのは、もはや中佐しかいねぇべ!!』」
イカ娘 「じゃあここで大統領から通信が入って……『今回のことは残念だったが、この作戦は必ず成功させなくてはならない……キルゴア中佐、お願いできるか?』」
キルゴア 「(最敬礼しつつ)『お任せください、大統領!』」
イカ娘改め大統領 「『では、これより戦時特例で君は中将だ! よろしく頼むぞ!』」
イッチロー 「じゃあ喜びのあまり飛び上がって、『やったぜキルゴア中将〜!! いやっほぅ、おめでとぉぉ〜!!』(笑)」
周りの兵士たち 「『U・S・A!! U・S・A!!』」
セガール 「うむ、ではそこでゴォーッと甲羅の穴から火を噴きながら飛んで行こう(笑)」
イッチロー 「『ありがとう、G……お前のおかげで俺、何か分かった気がするぜ! 剣に呪われたけどな!!』(笑)」
セガール 「げっそり痩せてるのか!(笑)」
イカ娘改め大統領 「魂、口から出てるぞ!(笑)」
GM 「では、その後第一艦隊と合流した空母パラク・オパマは、混乱の収拾と人命救助に多大な貢献をし、その活躍はキルゴア中佐の名を歴史に刻むほどのものになったことでしょう……! その中東へ向かう空母を、上空からシュルシュルと火を噴いて回りながら飛ぶGが見守り……」
セガール 「で、いつの間にかでっかい夕日が海に向かって沈んでいってるんでしょ?」
イッチロー 「それでその夕日の下に、イカのシルエットなんかも浮かびつつ、そこで画面には『THE END』と浮かんで、スタッフロールが流れ出しますね!」
キルゴア 「……なんというカオス(笑)」
GM 「了解です! そこでテーマ曲も流れてきて(BGMを変えつつ)……ジ・エンドですね! 皆様、お疲れ様でした!!」(一同拍手)
人外二人をPCに加えつつ、暴走に次ぐ暴走を繰り返した2時間半。
しかしその果てに待っていたのは、想像以上のアクション巨編となった本作と、感動(多分)のエンディングであった……!
◆エンディング後
〜そして、セガールに休みは無い
そんなこんなで、セッション終了後。
休みなしの暴走ロールプレイに疲労困憊しつつも、スタッフロールにどんな名前が並ぶのかなどといった話題で盛り上がるPCたちだったが……。
GM 「あ、でも君たちは休むヒマないからね。このままこの後、もう一本リプレイ用の、オマケのシナリオをやってもらうから(笑)」
イッチロー 「え? じゃあキャラの成長とかあるんですか?」
GM 「成長とか、その辺はシステム的にまだ考えてない(笑)。新しいキャラ作ってもらうから」
イカ娘 「やはり別キャラですか……(笑)」
トイレ休憩を最低限挟みつつ、新たなキャラシーを配るマスター。
そして、2本目のシナリオについての発表が……!
GM 「うむ、全員揃いましたね? では、キャラクターを作る参考のために、2本目のシナリオのタイトルを発表します……」
おもむろに、流しっぱなしにしていた第一話のエンディング曲を切り替え、2本目のシナリオのテーマ曲を流し始めるGM。
その曲とは……。
『君をのせて』(歌:井上あずみ)
イッチロー 「……!? こ、これは!?(汗)」
イカ娘 「………………『ラピュタ』……だ、と……!?」
GM 「そう、次のシナリオのタイトルは……」
『沈黙の城ラピュタ』!!
……その宣言とともに、揃ってその場に笑い崩れ動きを止めるプレイヤー一同。
第一話を上回る外伝的カオス作品の幕が、今ここに上がろうとしていた……!!
(to be continued)